担当者(営業・監督・設計士)

プロがすすめる満足度の高い営業担当 チェック項目10選

注文住宅で最重要ポイントは、担当する営業社員

注文住宅で家づくりをするのに、せっかく高額のお金をかけて建築するのでしたら、
失敗したくない
後悔たいくない
とだれもが思いますよ。
家づくりは様々重要要素がありますが
一番満足いくかものができるかを左右するのは、
営業担当者と自負しております。
営業担当者の指揮によって、家づくりの段取りをするのがほとんどだからです。
出来の悪い営業マンですと、
ヒアリング能力が低いため、要望が伝わらない、表現できない
結果、お客様満足度が低くなる。
営業成績が悪いと、会社での立場が弱く、決裁権がない
そうするとサービス・値引きが少なく、いい設計士、現場監督、職人をあてがえない。
結果、高い金額で、要望が入っていないプランで、家の品質も悪くなってしまう。
このような負のスパイラルがおきます。
会社選びは、営業担当選びであるということは言い過ぎではないと実感しております。
15年以上、この業界で働いている中で、お客様満足の高い営業マンには共通点があります。
今回は10選にまとめましたので
ご自身の現在相談されている担当者が当てはまるか?
一度チェックしていきましょう。

おすすめする営業担当

①聞き上手

②分かりやすい説明

③メリット以上にデメリットを説明してくれる

④資金計画を多めの予算で提案してくれる

⑤会社の立場よりもお客様の立場を優先してくれる

⑥関連業者・職人と仲がいい

⑦地元に密着している

⑧常に情報を取り入れ勉強している

⑨勤続年数が3年以上ある

⑩年齢が26才以上、50歳以下

一つづご説明していきます

①聞き上手

注文住宅は、お客様家族の希望、要望、問題点などを元に、よりよい生活をするために建築するのが目的です。
その目的を果たすためにも、営業マンに希望、要望、問題点、を引き出してもらい、理解していただいた上で、解決、改善を提案してもらい、理想の家を実現する必要があります。
お客様自身で、自分たちの希望、要望、問題点を具体的に理解し、その改善策を取っていくことは不可能に近いです。
そんなお客様に私はまだあったことはないです。
ですので、営業マンとともに要望の洗い出しをする必要があります。
聞いたことを理解してくれているか、
プラン、資金計画提案の1回目で自分の想定以上にアドバスがあるか確認しましょう
更にいいのは打ち合わせ時にメモをとり、共有してくれるような人だとさらにいいです。
注文住宅のトラブルのほとんどが、言った、言ってない等の人的トラブルです。
それを回避するにも、お互いに話し合ったこと、約束したことはメモを取り共有しましょう。

②分かりやすい説明

伝わらなければ意味がないという言葉があるように、理解していない状況で進むとトラブルの原因になります。
営業マンが分かりやすく説明してくれる人かをチェックしましょう

チェック内容

資料、写真などを使い、目で見てわかるような説明をしてくれるか?

説明の根拠、比較例、具体例など、わかりやすく説明してくれるか?

お客様にしっかり理解していただこうという営業マンはしっかり準備して、お客様が分かるまで説明してくれます。
思い返してみて、資料、写真、根拠、比較、具体性があったか確認してみましょう。

③メリット以上にデメリットを説明してくれる

ほとんど営業マンはほっておいてもメリットは嫌というほど説明してくれます。
しかし、自らデメリットを説明してくれる人は少ないです。
やはり、嫌われたくないという気持ちが強いからです。
そんな中で自社のデメリットを説明してくる営業マンはいい営業マンのケースが多いです
お客様の要望を聞いて、弊社よりも他社の方がお客様に向いている可能性がありますなどいってくれる人はいい営業マンです。
自社の得意分野、不得意分野を理解しており、得意分野の合うお客様と契約して満足してもらおうとしているとこうゆう言葉が出てきます。
一番やめた方がいいのが、他社のデメリット、悪口を勝手に言ってくる営業マンは絶対にやめた方がいいです。
自社の魅力、自分の魅力が劣る分、他社を責めます。
デメリットを説明してくれていたか、チェックしていきましょう

④資金計画を多めの予算で提案してくれる

ほとんどの営業マンが初めて提案してくる資金計画、見積もりは価格を押させて提案してくることが多いです。
最初に見せた金額が、高すぎるとお客様が引いてしまい、次に来てくれなくなることがあるからです。

要注意予算項目

オプション予算

標準に近いプランを作成し、オプション費用を抑えた提案をしてきます。

希望したオプション内容が入っているか

よくでるオプションはなにか確認しましょう

外構予算

土地が決まっていない、外構の要望を伝えてない最低限の予算で提案されることが多いです。

外構工事は青天井のように簡単に高くなっていきます。

要望を伝えて、外構予算ではなく見積もりを取るようにしましょう。

予算しか出してくれない場合はどこまでの外構なのか必ず確認とりましょう。

インテリア予算

カーテン、照明、家具、エアコンなどは、現在のご自宅で使っているものをどこまで使うかわからないため、別途見積もりにしているケースが多いです。

最低でもカーテン、照明の費用はどのぐらい必要か確認しましょう。

ローン費用予算

住宅ローンの費用は、銀行により違いがあります。

そのため、安く見せるために、事務手数料、保証料、つなぎ融資手数料少ない銀行を設定して提案されることがあります。

諸費用が安くなる分、返済金利が高く設定されていることがほとんどです。

低金利の銀行だと諸費用がいくらになるかチェックしましょう。

地盤改良予算

地盤調査結果により、改良工事が必要になる可能性があるため、予算取りが必要です。

しかし、費用がかからない可能性があるため、別途見積もりと記載している会社も多いので要注意です

簡単に50万円から100万円かかる場合もあります。

最大に近い金額がいくらぐらいするか確認しておきましょう。

以上の項目がよく安く計上されていることが多いです。

金額を鵜呑みにしていると、予算オーバーする可能性が高くなります。
基本的に色々打ち合わせ、提案を聞いていくと、どんどん高くなることがほとんどです。
ですので、資金計画を多めで提案してくれているか
担当者に上限がいくらか確認を取りながらチェックしていきましょう

⑤会社の立場よりもお客様の立場を優先してくれる

会社員であるからには、基本営業マンは会社の立場の人です

会社が望む営業マン

契約棟数が多い

売上金額が高く、利益額が多い

初めて会った時から、早期、契約、早期、建物引渡しをする

提携会社での取引をする(解体、外構、銀行、インテリア)

クレームが出ない程度で対応する

上記のような営業マンが会社からの評価が高くなります。
ですが、皆様にとって望ましい営業マンは違うと思います。

お客様が喜ぶ営業マン

レスポンスが早く、

できるだけ金額を安くしてくれ、

自分たちのペースで

満足度をあげてくる

営業マンを望みませんか?
皆様が望むような営業マンは会社の評価・金銭的報酬よりもお客様に喜んでもらいたいと思い仕事をしています。
そういう営業は会社をうまく使い、お客様にメリットがでるように努めます。
そのあたりの背景も理解しながら、
お客様の立場にたって、臨機応変に例外的なことでも対応しようとしてくれるか?
確認しましょう

⑥現場監督・職人、関連業者と仲がいい

実際に家づくりを施工していくのは、現場の職人様になります。
しっかりと現場管理してくれる監督で、手のいい職人が担当してくれることがベストです。
いい人を指名してくれるかチェック方法としては、

構造現場見学会に参加しましょう。

監督、職人の名前する知らない営業マン

職人さんに話しかけない営業マン

は注意が必要
建築が好きな営業は、監督、職人に詳しく、施工についても詳しいはずです。
また、現場が整理整頓させているか確認しましょう。

⑦地元に密着している

特にHMで注文住宅を検討しているお客様向けの項目になります。
HMは全国展開や、他都道府県に展開してるケースが多いです。
営業担当が転勤することもあります。
一つのエリアで長く営業している営業マンの方が、お客様にとってメリットがあります。

周辺不動産業者に知り合いが多く、土地探し能力が高い

エリアの相場、過去の実例など経験が蓄積しているため、土地探しのアドバイスが的確

そのエリアで必要とされているため、クレームが少ない

 クレームが多い、実績がない営業は転勤しやすい傾向があります。

建てた後のアフターサービスも長期間対応してくれる。

 転勤すると担当が別になり、頼みにくくなる。

地元で長く務めるつもりの人は、評判を気にする

 悪評が広がると仕事がしにくくなります。
 別のお客様を紹介してもらおうと思うため、対応がよくなります。
今のエリアでの経験が何年か、地元がどこかなど、談笑の中で確認しましょう。

⑧常に情報を取り入れ勉強している

どんな会社でも同じかもしれませんが、社員により向上心がある人と、そうでない人がいると思います。
いい営業マンは最新の情報を常にアンテナを立てて取集して、お客様の提案に活かします。
打ち合わせの中で、最近の補助金、トレンドを知っているか聞きましょう。
お客様の方が詳しい場合は注意が必要
名刺に資格があるか確認しましょう。
無資格の場合は、向上心がすくないため、お客様のために努力をしようという姿勢がすくない傾向があります。

担当営業がもってると安心な資格

1位 建築士

 持っている方が、法令、構造等のチェックに有利
 かなり勉強が必要になるので勉強している証明にもなる
 HMによるが、営業がプランを作成するケースもある
 しかし、いいプラン、おしゃれな提案ができるかは関係ないため注意が必要

2位 宅地建物取引士

 不動産のプロで必須国家資格
 土地の法令など詳しいケースが多い
 土地探しの際、注意点などを教えてくれる

3位 ファイナンシャルプランナー (2級以上)

 全体的なお金についての知識を持っている証明になる。
 税金、ローンなど広く浅い知識がある
 ライフプランなどをもとに提案してくれる

プラスαあればいいな程度

建物施工管理技士

 現場監督が持つ資格、施工について詳しいことが多い

インテリアコーディネター・カラーコディネーター

 内装、外装の打ち合わせを営業が行う会社の場合はあれば安心

あまり当てにならない資格

住宅ローンアドバイザー

 受講すればほとんどとれるため、当てにならない
常に、業界も進化していきますので、スキルアップしていっている営業の方が、いい提案をしてくれます。

⑨勤続年数が3年以上ある

どんな優秀な人でも、転職したてでしたら、社内のルールや、人間関係構築には時間がかかります。
3年以上勤めないと、会社で発言力、影響力はすくないです。

会社での発言力・影響力がある営業マンのメリット

値引き・サービスの決裁を取れる

優秀な設計士を段取りできる

優秀な現場監督を段取りできる

人気の職人を指名できる

 

このような対応をするにも、ある一定の社歴を積み、会社での地位を積み上げているか

今までの社歴を聞きましょう。

どういった職種を経て現在にいたるか、得意分野が見えてくるかもしれません。

⑩年齢が26才以上、50歳以下

油に乗っている営業担当の方がいいですよね。

年齢により、それぞれ得意不得意があるためチェックが必要です

年齢が若い担当メリット

フットワークが軽い

年下で話やすい

 

年齢が高い担当メリット

経験値が高い

安心がある

 

年齢が若い担当デメリット

経験が少なく、提案力不足

知識なく、間違えに気づかず進めてしまうことがある

 

年齢が高い担当デメリット

動きが悪くなりがち

経験に頼りあまり勉強しなくなる

定年が近づくとアフターサービスをあまり考えなくなったりする

ですのでちょうどいい年齢の社員の方が、平均して満足度が高い傾向があります。

おわりに

どうでしょうか、現在相談されている営業マンと比べていただき当てはまる内容が多かったでしょうか?
10項目中5コ以上は当てはまっていないと、契約後の満足度に危険信号が出ています。
今一度、会社を選び直すか、営業担当者の変更を希望するか、を検討しましょう。