仕様性能

コスパを考えたメンテナンスフリー計画 プロ推奨おすすめ外壁編

購入前に必読、将来メンテナンス費用が10年で約300万円前後かかる!?

マイホーム(戸建て)を購入すると今後のメンテナンス費用はご自身で負担することになります。
安く購入できても、将来費用が大きくかかると安く買った意味がなくなりますよね

10年後に、屋根の塗り替えしないと雨漏りしますよ

塗装しておかないと、将来塗り替えではなく、張り替えしないといけなくなりますよ
など、住んでから10年後にそんなことを、言われてしまう可能性があります。
住宅産業協議会のHPに住まいのメンテナンススケジュールをわかりやすくしてくれている表をご参照ください。
住宅産業協議会HP 引用

https://www.hia-net.gr.jp/60_mente/60_sumai.html#&gid=1&pid=1

10年後の住まいのメンテナンススケジュールによる費用

  • シロアリ防蟻処理  30万円
  • 屋根表面塗装    80万円
  • 外壁表面塗装    80万円
  • 上記足場代     40万円
  • バルコニー防水処理 70万円
合計で300万円かかる可能性を示唆しています。
住んでから10年後、
お子様も大きくなってきており、
進学や習い事などお金がかかる時期に
10年ごとに300万円支払できるでしょうか?
なかなか、ご準備できる方が少ないので、やるべきメンテナンスを放置してしまうことにより、住宅の性能が下がってしまいます。

メンテナンスを放置しつづけるデメリット

被害が拡大しさらに、メンテナンス費用が高くなる

住宅の資産価値が下がる

住宅への愛着がなくなる

 

安心してください。全ての住宅が、メンテナンス費用がかかる訳ではございません。 
購入費用が高くて、超高性能でも、将来メンテナンス費用分を回収できない
購入費用が安くて、低性能なら、メンテナンス費用がかかりすぎて結果高くなる
そうならないためにも、住宅購入前に、メンテナンスがかかりにくい家をしりましょう。

その中から、コスパのいいものを選択して組み合わせていくことが、将来安心して住んでいただける住宅につながります。

外壁素材は、窯業系サイディングがコスパNo.1

戸建て住宅を検討する際、外壁材選びは今後のメンテナンス費用に大きくかかわる内容になります。

各外壁材の特徴をご確認いただき、自分たちの希望する外壁材を見つけましょう。

戸建て住宅でよく使う外壁材は5種類

窯業系サイディング

金属系サイディング

タイル

モルタル 塗り壁

ALC

 

よく使われる外壁材が以上になります。

各外壁材ごとの特徴をわかりやすく説明します。

窯業系サイディング

日本で一番普及している外壁材

セメントを材料にした外壁材になります。

製造中に高熱で処理するため、窯業系と呼ばれるようになりました。

コスパが一番いいためレベアぱぱ推奨

 

サイディングのメリット

初期費用が抑えらる

耐火性が高い

デザインラインナップが豊富

セルフクリーニング機能がある(塗膜グレード次第)

高耐候性能機能30年保証が付いている(塗膜グレード次第)

サイディングのデメリット

塗膜グレードにより耐候性、セルフクリーニング機能が異なる

通常シーリング(継ぎ目のゴム部分)が劣化する

定期的に塗装が必要(グレードにより間隔が違う)

 

シーリングはシーリングレス高耐久性シーリングを採用しよう

外壁材と外壁材の隙間を埋めるために入れるゴムのような素材になります。

こちらのグレードにより、将来、シーリングに亀裂や裂け、変色等が起きるケースがあります。

亀裂を放置しておくと雨水が外壁内部に侵入していまい、建物構造に影響がでるため、定期的にメンテナンスが必要です。

 

シーリングを打つなら高耐候性シーリングを採用しよう

サイディングの弱点になっているシーリング部分ですが、グレードにより耐久年数が変わります。

一般的なシーリングは耐久年数が10年

高耐候性シーリングは耐久年数が20

耐久年数が10年も違います。

将来のやりかえるコストもということです。

 

シーリングの打ち替えコストとしては、約40万円から約60万円ぐらいします。

費用は家の大きさ、外壁形状により前後します

50年住むとしたら40万円と想定しても

一般的なシーリングは10年に一回40万円×5回=200万円

高耐候性シーリングは20年に一回50万円×2回=100万円

50年間で金額差が100万円もつきます。

建築当初に高耐候性シーリングに変更するのがオプションとしても10万円のコストアップぐらいです。

10万円高くなってもコスパはいいので採用を検討しましょう。

 

シーリングレス外壁の特徴

シーリングは紫外線が当たると劣化していくため、そもそものシーリングがない外壁にすればいいということで、出てきたのが、シーリングレス外壁になります。

目地がでないので、変色してデザイン性が下がることが少ない外壁になります。

 

 シーリングレスのメリット

 継ぎ目が見えないのでデザイン性が上がる

 シーリング打ち直し箇所が将来削減できる

 シーリングレスのデメリット

 地震が起きると外壁同士が当たりあい割れるリスクあり

 

 初期費用がかかる。

 サッシ廻り、出入隅にはシーリングがあるため、いつかは打ち換え必要

 色むらがある外壁の色が少ない

 

以上のことから、耐震性の低い住宅では、シーリングレスはお勧めしません。

傷がつくとタッチアップという、外壁と同色の塗料を傷口に塗る補修が基本となります

手の届く範囲はできますが、2F部分は足場を立てないと補修できません。

足場を立てるだけで、20万円以上かかりますので、補修しない状態で放置する方が多いです。

地震が起きると必ず傷がいくわけではございませんし、傷が入ってもすぐ雨漏りするとはではございません。

そういうことも起こり得ることを理解の上、採用するか判断しましょう

 

サイディングの厚みは最低15mm以上を推奨

サイディングの厚みが色々あることはご存知でしたか?

14mmから21mmぐらいの厚みの違いがあります。

通常よく採用されるのは15mmが多いです。

 

厚みがあるメリット

デザイン柄を深く掘ることができ、重厚感、高級感がでる

厚みがある分、熱を通しにくく断熱効果がある

厚みがあるデメリット

初期費用が高くなる

外壁の重量が増えるため、耐震性が下がる

※中空構造になっているものは軽量化されている

サイディングを選ぶポイント

サイディンを選ぶポイント

①高耐候性塗料を使われているか?変色褪色保証が20年以上のものか?

②シーリングレスか高耐久シーリングになっているか

③外壁厚みが15mm以上か

 

 

 

金属系サイディング

外壁の表層を金属で仕上げている外壁材になります。

金属の上にメッキや塗料を塗装して仕上げます。

メッキ・塗料グレードにより耐久性も異なります

現在は断熱材がセットになった製品が主流ですが、一応チェックしておきましょう。

断熱材がない商品はお安くなってますが、断熱性、遮音性の観点からおすすめしてません。

金属サイディングの主なメリットデメリットをご紹介します。

メリット

軽量なため耐震性が高い

スタイリッシュなデザインを作れる

撥水性が高いため、水で傷みにくい

デメリット

 石等で傷が行くとそこから錆びる可能性がある

 塩害のリスクあり

 断熱性が低い(断熱材一体ではない場合)

 遮音性が低い(断熱材一体ではない場合)

 

金属サイディングの種類

金属サイディングにも種類があります。

よく使われる種類をご紹介します。

ガルバリウム鋼板

耐久性、価格と一番コスパが優れた金属サイディング

世の中で一番普及している素材になります。

金属の中でも錆びにくく、軽量で、耐久性が高い素材になります。

塗料グレードがフッ素加工されたものを選びましょう。

トタン

一番安く施工できる金属サイディング

工場、倉庫等での利用が多い

メンテナンスコストはかかりやすいため、長期的に住む場合は控えましょう。

ステンレス鋼板

一番耐久性が優れている金属サイディング

高額になるので、コスパは悪いです。

金属サイディング選ぶポイント

金属サイディンの選び方

①コスパ的にがるばガルバリウム鋼板がおすすめ

②金属サイディングに断熱材がセットされているか

③セルフクリーニング機能が付いているか?

④フッ素塗料を採用しているか?

タイル

 

タイルは粘土などを焼いて固めた建材になります。

厚みがあるため、重厚感、高級感が演出できる外壁材になります。

メリット

凹凸が付くため、陰影がでて、高級感がでる

耐久性が高い

メンテナンスコストが安い

デメリット

初期費用が一番かかる

重量が重いため、耐震性が下がる

地震等により、剥離する可能である

タイルの施工方法により違いがある

タイルを貼るのに施工方法が主に2種類あります。

乾式タイル工法 (はるかべ工法)

水を使わず、基本接着剤を使う施工方法

剥離リスクが軽減される

工期を短く施工できる

現在は主にこの施工方法でタイル施工しているハウスメーカーが多いです

湿式タイル工法

下地にモルタルを塗り、貼り付けていく施工方法

職人さんの練度によって施工ムラがでるのと天候、湿度に左右されやすく

大手ハウスメーカーでは最近少なくなっています。

剥離リスクが乾式よりも高いため、地震に弱くなります。

タイル目地の違い

タイルを貼る時に、目地を隙間を空けるか、目地の隙間を埋めるかによって、それぞれの特徴があります。

空目地施工

空目地施工とはタイルとタイルの間に隙間を取っている工法です。

間を開けることにより、ひび割れ等を軽減できます。

湿式タイル工法では、モルタルの接着強度が弱く、タイルがはがれ落ちやすくなります。

空目地施工は、乾式タイル工法でよく採用されています。

突きつけ施工

突きつけ施工とはタイルとタイルの間に隙間なくモルタルを埋める工法です

隙間なく埋めることにより、タイルがはがれ落ちにくくする工法です。

しかし、隙間がないため、地震等の揺れでひび割れしてしまうリスクがあります

また、モルタルが表層まで見えますので、白華現象(白い粉が噴き出てくる)が起きやすくなります。

タイルの選ぶポイント

タイルの選ぶポイント

①乾式タイル工法か?

②シーリングを使用しているか?その強度は?

③空目地施工か?

モルタル 塗り壁

モルタル外壁は、下地に職人がモルタルを塗っていき施工する方法です。

昔の家はモルタル外壁が主流でしたが、現在はこだわりがある方のみが採用している傾向がある外壁になります。

メリット

ぬっていくので、曲線などのデザイン性自由が利く

継ぎ目がでないので一体感のある外観になる

色の調合ができるため、カスタムしやすい

防火性が高い

デメリット

ひび割れが激しい

汚れやすく、コケカビ等が付着しやすい

ひび割れから雨水が侵入して、内部で爆裂を起こし、剥離してしまう

職人様の練度により施工ムラがある

職人減少により初期費用が高い

モルタル外壁の種類

リシン吹付

マットで落ち着いた風合いを出すことができます。

昔はよく使われていた仕上げになります。

初期費用が比較的安く施工できる

モルタル外壁の中ではひび割れしやすい

スタッコ仕上げ

厚みがあるため、高級感がでて、ひび割れにくい

汚れ、コケ等が付きやすい

吹き付けタイル

大きめの素材を塗料混ぜて吹き付けて壁面を立体感のある仕上げにする方法。

モルタル外壁の中ではひび割れしにくい

左官仕上げ

コテを利用して仕上げる工法です。

綺麗に塗り上げるためには、職人の練度が必須になってきます。

手作業による仕上げのため、デザインの自由度が高いのが特徴です。

モルタル外壁の選ぶポイント

ここにボックスタイトルを入力

①各塗料の耐久性を確認

②仕上げ方は、デザインの好みによりますが、せっかくするなら左官仕上げでデザイン性を高めるのも一つです。

③職人様の経験値を確認しておく

ALC 軽量気泡コンクリート

ALCとは高温高圧蒸気で作られた、軽量気泡コンクリートになります。

特定のハウスメーカーでよく採用される外壁材になります。

メリット

耐久性が高い

軽量で耐震性が高い

遮音性がある

防火性も高い

デメリット

初期費用が高い

目地が多いため、メンテナンス費用がかかる

水を吸いやすいため仕上げ塗料に防水機能が必要

ひび割れ、膨れが起きる

 

ACLの選ぶポイント

ACLの選び方

①シーリング材が高耐久性のものを使っているか?

②防水性能のある表層塗料になっているか?

レベアぱぱのおすすめ外壁材

おすすめ外壁材

コスパNo.1は窯業系サイディングで塗膜グレード、シーリンググレードを上げる

予算が許すなら、タイル外壁材が耐久性No.1(耐震性の高い住宅であることが条件)

 

いかがだったでしょうか?外壁材は外観デザインに大きく影響しますので、デザイン面も考慮しながら、今後のメンテナンス費用も意識して選んでいきましょう