購入前に必読、将来メンテナンス費用が10年で約300万円前後かかる!?
住宅産業協議会HP 引用https://www.hia-net.gr.jp/60_mente/60_sumai.html#&gid=1&pid=1
10年後の住まいのメンテナンススケジュールによる費用
- シロアリ防蟻処理 30万円
- 屋根表面塗装 80万円
- 外壁表面塗装 80万円
- 上記足場代 40万円
- バルコニー防水処理 70万円
メンテナンスを放置しつづけると
被害が拡大しさらに、メンテナンス費用が高くなる
住宅の資産価値が下がる
住宅への愛着がなくなる
屋根素材は、メンテナンスコストを削減に最重要
一番日差しと雨水にあたる場所になります。
屋根素材の種類は様々ありますが、よく普及しているものを取り上げられて詳しく説明していきます。
屋根素材のコスパランキング
1位 陶器瓦
2位 ガルバリウム鋼板
3位 セメント瓦
4位 スレート瓦
屋根素材性能比較表
耐久年数 | 耐震性 | 断熱性 | 防音性 | 費用 | メンテ頻度 | |
陶器瓦 | 60年 | 低い | 高い | 高い | 高い | 点検のみ |
ガルバリウム鋼板 | 30年 | 高い | 低い | 低い | 中間 | 15年塗装 |
セメント瓦 | 30年 | 低い | 高い | 高い | 中間 | 15年塗装 |
スレート瓦 | 20年 | 高い | 低い | 低い | 安い | 10年塗装 |
屋根素材別メリット・デメリット
陶器瓦
メリット
- 耐久性が高く、色が落ちない
- 厚みがあるため、遮音性、断熱性、耐熱性が高い
- 割れてしまっても1枚ごとに修理可能
- 焼き物なので耐火性が高い
デメリット
- 重いため耐震性が下がる
- 初期費用が高い
- 屋根の角度が必要なため、外観デザインに制約がある
総括
一番推奨している屋根素材になります。
お茶碗等でも使われている陶器でできた瓦になります。
お茶碗が色あせてきたのをあまり見たことがないように、色落ちがしないのが特徴です。
あとあとの塗り替え、防水処理のメンテナンスがほとんどいりません。
標準のハウスメーカーも多いですが、初期費用かけてもメリットが多い素材になります。
ガルバリウム鋼板
メリット
- 軽量で耐震性が高い、陶器瓦と比べると約1/6の軽さ
- 金属系の中では、サビにくい
- 屋根形状を選ばず施工できるため、デザイン性の自由度が高い
- 耐火性に優れている
デメリット
- 金属のため、日差しにより暑くなり、小屋裏温度が上がりやすい
- 石等の飛来物で傷がいきやすい
- 素材が薄いため、防音性が低い
- 海が近いエリアでは塩害被害がある
総評
デザイン性の自由度を上げたい方におすすめ。
角度のゆるやかな屋根デザインを再現できます。
角度がゆるければゆるいほど、水の流れが遅いため防水性は下がります。
軽い分、ローコストで耐震性を上げやすいため、積算方式の見積もり提案をするハウスメーカーの場合はコストカットできるケースがあります。
傷がつくと、そこから錆びてしまう可能性があるため、定期的な点検が必要です
セメント瓦
メリット
- 陶器瓦よりコストがやすい
- 陶器瓦同様、割れてしまっても1枚ごとに修理可能
- 洋風デザインのバリエーションが豊富
デメリット
- 撥水性が弱く、カビ、コケがつきやすい
- 20年後に塗り替えが必要
総評
輸入住宅風や、洋風デザインにしたい方におすすめ
しかし、性能的には陶器瓦に劣るため、デザイン性で採用したい場合を除いては避けた方がいい素材です。
スレート瓦
メリット
- 価格が安く、一番普及している
- 軽量のため、耐震性を高めやすい
- カラーバリエーションが多数ある
デメリット
- 色あせがしやすく、塗り替えや張り替えを将来する必要がある
- 台風などの雨で屋根下地まで雨水が入りやすい
- スレート瓦と防水シートと下地材がくっついているため腐食するリスクがある
総評
初期コストを一番抑えたい方におすすめ
セメントと繊維物質を混ぜてできた素材になります。
グレードにより、色あせがしにくいものもありますが、基本的に10年から20年で塗り替えが必要。
放置しておくと、スレート瓦自体が腐敗してしまうため、そうなると張り替えかカバー構法をしないと雨漏りの原因になります。
レベアぱぱ的にはあまりおすすめしてません。
やはり、おすすめの屋根素材は陶器瓦がコスパNo,1
それぞれの特徴がわかっていただけましたでしょうか?
コスパで選ぶなら陶器瓦
スタイリッシュなデザインするなら、ガルバ
あこがれの輸入住宅風にするなら、セメント瓦
長期的に住まない、初期費用を抑えたいなら、スレート瓦
がいいのではないでしょうか?
次回は屋根形状について投稿していきます。